「DINKs」(ディンクス)という言葉を近年良く耳にするようになりました。
皆さまの周りでも、「DINKs」という言葉を聞く機会があったりするのではないでしょうか。
我が家は結婚してから7年ほど経ちますが、現在DINKsとして共働き生活を送っています。
結婚すると子供を作るのが当たり前のようになっているこの世の中で、私たち夫婦のように子供を作らない家庭も存在しています。
結論として、我が家の場合は「夫婦2人でゆとりを持った人生を送りたい」という気持ちが強かったからです。
なぜこのように思うようになったのか、DINKsとはなんぞや?という解説も含めてご紹介していきます!
・DINKsとは何か知りたい方
・DINKsの割合を知りたい方
・なぜDINKsを選んだのか、実際に生活をしている人の話を聞きたい方
DINKsとは何か
DINKsとは「Double Income No Kids」の頭文字をとった略語で、収入のある夫婦2人が意識的に子供を持たないという意味で作られた言葉です。
1980年代にアメリカで作られた言葉ですが、日本では「子供を持つまでの夫婦」「子供ができなかった夫婦」という意味でも使用されています。
共働き夫婦が増えている近年で、このDINKsというスタイルをとる夫婦も少しづつではありますが増加してきています。
我が家もそんなDINKs家計のうちの1つですが、なぜゆとりを持った生活を送るためにDINKsを選んだのか、次でご説明していきます。
我が家がDINKsを選んだ理由
我が家では、結婚当初からお互いに子供を持つことには積極的ではありませんでした。
2人の時間が大切にできれば良いという考えで、もちろん甥っ子や姪っ子近所の子供達も可愛くて好きですが、じゃあ子供を持つかと言われるとそうではありません。
自分たちの時間を自分たちなりに大切にすることで、平和に穏やかに生きていくためのゆとりを持ちたいと思っていたことが要因です。
それは経済的にもそうですが、一番は心にゆとりを持ちたいと考えているからです。
「結婚したのにそんなのずるい」
「結婚した意味あるの?」
「日本は少子化しているんだよ」
などと思われる方もいるかもしれませんが、私の場合忙しくなったりスケジュールが詰まったりするとすぐに心のゆとりが微塵もなくなります。
まあ何とかなるか精神でいけたら良いのですが、これでうまく行った試しがありません。
こんな人間性を変えるために子供を作って成長しようかと考えた時もありましたが、私のこんな理由で子供を作るのは違うなと考え直しました。
また体調面でも私がすごく不安定で、負荷がかけられないことも要因としてあります。
無理して子供を産んで、私が動けない身体になってはどうしようもありません。
それならば、その分働き続けて稼いで経済を回そうという気持ちの方が大きくなっています。
多様化が認められてきている現代でだからこそ、この生き方が認められるかなと感じています。
人の心はコロコロ変わるものなので、5年後10年後には異なる選択をしているかもしれませんが、現在はこのままDINKs生活を送っていく予定です!
・子供に積極的ではなかった
・2人の時間を大切にしたい
・私(妻)の体調の弱さ
DINKsの割合はどのくらい
我が家がDINKsである理由については先ほど述べた通りですが、全国にDINKsってどのくらいいるのでしょうか。

(第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)より引用)
これは2015年調査分の結果です。
※最新は2021年に調査となっているため更新され次第こちらも更新します。(2021年10月18日時点)
結婚15〜19年継続している夫婦の調査結果ですが、子供が0人の割合は6.2%となっています。
あえて子供を作らないのか、結果的に0人だったのかまではこの結果では見えてきませんが、実態として子供が0人の夫婦が100組に6組はいる計算となります。

(第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)より引用)
また、初婚継続5~9年の夫婦では上記のようになっており、2015年時点で子供が0人なのは13.0%となっています。
先ほどの結婚継続15〜19年の6.2%に対して13%となっていることから、ざっくりですが10年の間に半分が子供を産む選択をしていることがわかります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
改めて、我が家がDINKsを選択している理由については次の通りです。
・子供に積極的ではなかった
・2人の時間を大切にしたい
・私(妻)の体調の弱さ
DINKs家庭は多くはないものの、年々増加している傾向にもあります。
生きていく中ので選択肢が増えてきた現代であるからこそ、無理に子育てに固執することなくパートナーと共にゆっくり歩む人生を送る選択もできるようになってきたと改めて思っています。
女性であれば結婚をして子供を産んで、子育てをしてというこれまでの選択ももちろん有意義な人生を送るために必要な方もいると思います。
このような素敵な方を非難するつもりもないですし、私と同じように子供のいないもしくはパートナーのいない人生を選択する方も同じです。
DINKsについてご紹介した内容ではありますが、今後もそれぞれ人に合った生き方が広く容認される時代になることを願っています。
・DINKsとは何か知りたい方
・DINKsの割合を知りたい方
・なぜDINKsを選んだのか、実際に生活をしている人の話を聞きたい方